発毛の周期を考えよう

脱毛を行う際に考えなければならないのが、毛周期です。
毛は自然と抜け落ちてから毛根が出来上がるまでを「休止期」、
毛根ができてから毛が表面に顔を出すまでを「成長前期」、
顔を出して発毛の活動が止まるまでを「成長後期」と言います。

毛の周期

その後、毛が抜け落ちる「退行気」へ進んだら、再び「休止期」に突入するのです。
この脱毛サイクルによって半永久的に生え変わりますが、脱毛する際は
このサイクルを考えなければいけません。脱毛器はメラニンに反応する
仕組みになっていますが、実際に毛根のメラニンに反応するのは「成長前期」です。

成長著しい毛根は毛母細胞が活発なため他の時期よりも黒く、その後は白くなっていきます。

この活発な時期に照射することでダメージを負って毛がはえてこなくなりますが、
どの毛根も同じ周期ではありません。

一見抜け落ちたように見えてもただ「退行気」だったり、「休止期」なので
生えてこなかったりするだけなので、1度で終わらせることはできなのです。

そのため、定期的に通って脱毛を受けることで永久脱毛が可能になります。
一部の毛だけ伸び続けているように見えるのは、その範囲だけ毛周期が異なるためです。

脱毛に最適な期間は?

「休止期」から「退行気」までの周期は場所によって異なり、脱毛する方が多い脇は
7カ月程度、腕や脚はおよそ8~10カ月です。一番長いのがVIOで
2~3年程度となるため、場合によってはレーザーを照射しても
毛根にダメージを与えることができません。

脱毛に適した期間は1.5~2カ月おきに通い、5回程度照射ため平均で8~10カ月になります。

しかし、VIOを行う方は周期が長いため2カ月以上間を空けることもありますし、
「退行気」に入ってすぐだと新しく毛根が現れてしまうのです。

多くのクリニックは5回セットがお得ですが、部位によって通う期間が異なることを頭に入れておきましょう。

わきや腕、脚など周期が短い毛のみなら2カ月×5回で効果がでることが一般的です。
個々のホルモンバランスによって発毛に差が出てきますが、これを調べるには
専門家でなければ難しいため、うまく抜け落ちない場合は担当医に相談することをおすすめします。

担当の医師に相談

周期が適切でないと感じた場合や、抜け落ちる毛が少なくなってきたと思ったら、
担当医に通う間隔を空けてみたいと持ち掛けてみましょう。

完全に毛根が死滅するまでは、ムダ毛の処理に毛抜きを使うと
周期がくるってしまう可能性があるので、カミソリやシェーバーで処理します。