医療レーザーを利用した全身脱毛の施術では、毛根部分にある発毛組織を破壊してムダ毛が生えないように
するのですが、その際にホルモンバランスにも影響が出るのではないかと不安になる人がいるようです。
結論から言うと施術を受けても乱れないので、そのような心配はいりません。
施術を行うと性ホルモンが影響を受けて体に不調をきたすというのもただの噂です。
確かに照射を行うとその後はムダ毛が生えてこなくなりますので、影響は出ないのだろうかと不安になることもあります。実際に体毛を生やす仕組みには性ホルモンが関係していて、性ホルモンの影響によって伸びます。
つまり、体毛と性ホルモンとは密接なかかわりがあり、それは自体は事実です。このことが噂の元に
なっている可能性が高く、この話を聞いた人達は施術を受けることで良くない変化が出るのではない
かと、医療レーザーを躊躇してしまいます。
しっかりと仕組みをしれば誤解することなく安心して受けられますので、不安がある時には自分なりに
調べて事実は何なのかを確かめることが大切です。既に通っている人は、利用しているクリニックで
不安に思っていることを伝えれば、詳しく教えてくれます。
性ホルモンと密接なかかわりがあるムダ毛
性ホルモンとムダ毛との関係を詳細に見ていくと、無性毛と性毛という言葉を見かけることがあります。
無性毛の特徴は、性ホルモンの働きが活発になる第二次性徴よりも前から生えているところであり、
代表的なものには頭髪や眉毛、まつ毛があります。太さが比較的細くて毛周期が短いのも特徴です。
性毛の特徴を見てみると、性ホルモンの影響を強く受けていて、男性ホルモンの影響で生えてくる男性毛と、
男女問わずに生えてくる両性毛とに分けられます。
男性毛には胸毛や髭等があり、両性毛にはワキ毛やVIOの毛があります。生活習慣の乱れやストレスにより
影響を受けやすいのは、性毛の方です。全身脱毛を受ける場合、医療レーザーの施術の影響で照射部分の
ムダ毛が太くなったり濃くなることもありますが、これは熱刺激によって弱まるはずがかえって活性化して
しまったために起こります。
脱毛後にこのような症状が出てしまうとムダ毛の悩みがより
大きくなるため、医療レーザー脱毛自体にリスクがあるのでは
ないかと考えるかもしれませんが、このような症状になっても
再びレーザーを照射すればその部位もきちんと脱毛できますので、
過度な心配はいりません。